「建築当時はこだわって建てた注文住宅なのに、いざ売ろうとすると思ったより査定が低い」——注文住宅の売却では、こうした建築費と売却価格のギャップに戸惑う方が少なくありません。
注文住宅は売主の希望を細部まで反映できる一方、個性的な間取りや割高な設備が、必ずしも次の買い手の評価につながるとは限らないという特徴があります。一方で、立地やメンテナンス、伝え方を工夫することで高く売れるケースもあります。
この記事では、注文住宅が売れにくいといわれる理由と高く売れるケースの違い、相場や費用の考え方、住宅ローン残債やハウスメーカー保証の引継ぎ、高く売る5つのコツ、売却の流れまでをまとめて解説します。京都で注文住宅の売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
注文住宅は売れにくい?建築費に対して売却価格が下がりやすい理由
注文住宅の売却で多くの方が直面するのが、建築費に対して売却価格が下がりやすいという現実です。これは注文住宅そのものに価値がないからではなく、中古住宅の価格が「いくらかけて建てたか」ではなく「いま市場でいくらの需要があるか」で決まるためです。
建物価格は築年数とともに減価していく
中古住宅の査定では、建築費そのものではなく、築年数や需要などを反映した現在の市場価値が基準になります。とくに木造住宅は経年により建物の評価が下がっていき、築年数が進むほど建物価格は土地価格に近づいていきます。建築時に多額の費用をかけた注文住宅でも、年数が経てば建物価値は大きく下がるため、「建築費=売却価格」とはならない点をまず理解しておくことが大切です。
こだわりの間取り・割高な設備が評価されにくいことがある
注文住宅は、デザインや間取りに売主個人の好みが強く反映されています。そのこだわりが魅力になる一方で、買い手にとっては使いにくい・好みに合わないと感じられ、購入後に手直しが必要と判断されることもあります。特殊な間取りや個性的な内装、ハイグレードすぎる設備は、建築費は高くても次の買い手全員に同じ価値として伝わるとは限らず、結果として価格に反映されにくいケースがあります。
建物に費用が偏り、土地条件が弱くなりやすい
注文住宅は建物に予算を集中させる傾向があるため、相対的に土地に十分な予算を回せず、駅から遠い・土地の形状が悪い・敷地が狭いといった土地条件の弱さを抱えるケースもあります。中古市場では立地の影響が大きいため、土地条件が弱いと売却価格・売却スピードの両面で不利になりやすくなります。

注文住宅が高く売れるケース・売れにくいケースの違い
注文住宅は一律に「売れにくい」わけではありません。同じ注文住宅でも、高く売れる家と苦戦する家には共通する違いがあります。下の比較表で、自宅がどちらに近いかを確認してみましょう。
| 比較ポイント | 高く売れやすいケース | 売れにくいケース |
|---|---|---|
| 立地 | 駅近など利便性が高く土地需要が強い | 駅から遠い・土地の形状や接道が悪い |
| 間取り・デザイン | 誰にとっても使いやすい標準的な間取り | 個性が強く好みが分かれる特殊な間取り |
| メンテナンス | 外壁塗装や水回りを適切に管理している | 点検・修繕がされず老朽化が目立つ |
| 施工会社 | 大手ハウスメーカーなどで構造・保証が明確 | 施工内容や品質を客観的に示す資料が少ない |
| 価格設定 | 相場を踏まえた適正な売り出し価格 | 建築費を基準にした相場より高い価格 |
ポイントは、こだわりが「次の買い手にも価値として伝わるか」です。地盤・工法・住宅性能といった客観的なデータで裏付けられる強みは評価されやすく、逆に売主だけの主観的な満足にとどまるこだわりは価格に反映されにくい傾向があります。
注文住宅の売却にかかる主な費用と相場の考え方
売却価格そのものだけでなく、売却にかかる費用を把握しておくことも大切です。手元に残る金額を正しく見積もることで、住宅ローン残債の返済計画も立てやすくなります。
| 費用項目 | 内容の目安 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 仲介で成約した場合に不動産会社へ支払う費用 |
| 印紙税 | 売買契約書に貼付する印紙にかかる税金 |
| 抵当権抹消費用 | 住宅ローン完済時に抵当権を抹消する登記費用 |
| 司法書士報酬 | 登記手続きを司法書士に依頼する場合の報酬 |
| 譲渡所得税など | 売却益が出た場合にかかる税金(特例の適用可否を要確認) |
相場については、建築費を基準にするのではなく、近隣の似た中古戸建ての成約価格を参考にするのが基本です。地域差・築年数・立地で大きく変わるため、複数社の査定で現実的なレンジを把握することをおすすめします。なお、入居前で築1年未満であれば「新築」として売り出せる場合がありますが、一度入居すると中古扱いとなり価格が下がりやすくなります。
住宅ローン残債がある注文住宅を売却するときの注意点
注文住宅は建築費が高い分、売却時に住宅ローンが残っているケースが多くあります。ローン残債がある家を売る際は、引き渡し時までにローンを完済し、抵当権を抹消するのが原則です。売却代金でローンを完済できる「アンダーローン」であれば、売却代金と自己資金で残債を返済し、抵当権を抹消して引き渡します。一方、売却代金だけでは完済できない「オーバーローン」の場合は、不足分を自己資金で補うか、それが難しい場合は金融機関の同意を得て売却する任意売却などの方法を検討します。売却を考え始めた段階で残債の確認と査定を同時に進めるのが安心です。
ハウスメーカーの保証・アフターサービスは引き継げる?
注文住宅、特に大手ハウスメーカー施工の住宅は、保証やアフターサービスが手厚いことが強みで、売却時にも買い手にとっての安心材料になります。品確法により新築住宅では構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分について最低10年間の保証が義務付けられていますが、これは原則として新築時の契約に基づくものです。中古として購入した買い手は原則そのままでは新築時の事業者保証を受けられない一方、ハウスメーカーによっては所定の条件・手続きで保証を承継できる制度を設けている場合があります。売却前に保証の有効期間と引継ぎ制度の有無を確認し、保証書・点検記録・仕様書をそろえておくと、買い手への大きなアピールになります。

注文住宅を売却する流れ【5ステップ】
複数社へ査定を依頼する
注文住宅は個性があるため、机上査定だけでなく現地を見る訪問査定が重要です。複数社に依頼し、価格だけでなく根拠や対応も比較しましょう。
媒介契約を結ぶ
専属専任・専任・一般媒介から選びます。間取りや設備のこだわりをきちんと説明でき、注文住宅の売却実績がある担当者を選ぶと安心です。
販売活動を行う
室内を整理し、図面や仕様書でこだわりの背景を伝えます。庭や外回りの手入れ、必要箇所のみの補修・クリーニングで第一印象を高めます。
売買契約を結ぶ
買主が決まったら条件を調整し、重要事項説明を経て契約します。建物の特徴や状態を正確に伝え、契約不適合責任に備えて状態を把握しておきます。
決済・引き渡しを行う
残代金の受領と同時に所有権移転登記、住宅ローン残債がある場合は完済と抵当権抹消手続きを行い、引き渡します。
注文住宅の売却を相談できる京都の不動産会社
注文住宅の売却では、こだわりの強みを客観的に整理し、相場を踏まえて適正に価格を設定してくれる専門性の高い不動産会社を選ぶことが何より重要です。仲介・買取の両方に対応していれば、相場での売却も急ぎの現金化も状況に合わせて選べます。京都で注文住宅の売却をお考えなら、地域密着で実績豊富なトライアセットにご相談ください。
1.株式会社トライアセット

株式会社トライアセットは、京都市中京区に本社を構える不動産売却・買取の専門会社です。仲介と自社買取の両方に対応しており、注文住宅のように個性が強く一般市場では評価が分かれやすい物件でも、立地や工法・住宅性能といった強みを客観的に整理したうえで、最適な売却プランをご提案します。
相続物件・空き家・古家・長屋・訳あり物件にも強く、こだわりの間取りや割高な設備を持つ注文住宅でも、無理な値下げに頼らず適正価格での成約を目指します。秘密厳守・スピード対応を徹底しているため、「近所に知られず売りたい」「住宅ローン残債があるので早めに相談したい」といった方も安心してご利用いただけます。
- 京都市中京区に本社を置く地域密着の売却・買取専門会社
- 仲介・買取の両対応で注文住宅にも柔軟なプランを提案
- 相続・空き家・古家・長屋・訳あり物件にも豊富な実績
- 秘密厳守・スピード対応で近隣に知られず売却が可能
- 無料査定で建築時のこだわりも踏まえた適正価格を提示
| 会社名 | 株式会社トライアセット |
|---|---|
| 公式HP | 公式サイトで査定依頼 > |
| 所在地 | 京都市中京区釜座町22 ストークビル三条烏丸207 |
| 営業時間 | 10:00〜19:00(定休:日・祝) |
| 電話番号 | 075-741-8970 |
| 特徴 | 京都の不動産売却・買取専門 / 仲介・買取の両対応 / 秘密厳守・スピード対応 / 相続・空き家・狭小地・古家・長屋・訳あり物件に強い |
よくある質問(Q&A)
Q. 注文住宅は本当に売れにくいのでしょうか?
A. 一律に売れにくいわけではありません。個性が強い間取りや割高な設備は評価が分かれやすい一方、立地が良くメンテナンスが行き届いた住宅や、構造・保証が明確な大手ハウスメーカー施工の住宅は高く売れるケースもあります。強みを客観的に整理して伝えることが大切です。
Q. 建築費よりかなり安い査定額になりました。なぜですか?
A. 中古住宅の価格は建築費ではなく、築年数や立地、現在の市場需要を反映した市場価値で決まるためです。とくに建物部分は経年とともに評価が下がります。建築費を基準にせず、近隣の成約価格を踏まえた現実的な相場で考えることをおすすめします。
Q. 住宅ローンが残っていても売却できますか?
A. 可能です。売却代金と自己資金でローンを完済し、抵当権を抹消して引き渡すのが基本です。売却代金だけで完済できないオーバーローンの場合は、不足分の補填や任意売却などの方法を検討します。まずは残債の確認と査定を同時に進めると安心です。
Q. ハウスメーカーの保証は買い手に引き継げますか?
A. 原則として中古購入者は新築時の事業者保証をそのまま受けられませんが、ハウスメーカーによっては所定の条件・手続きで保証を承継できる制度を設けている場合があります。売却前に保証の有効期間と引継ぎ制度の有無を確認しておくと、買い手への安心材料になります。
Q. 売る前にリフォームした方が高く売れますか?
A. 必ずしもそうとは限りません。費用をかけてリフォームしても、その分を売却価格に上乗せできず損をするケースもあります。一般的には、水回りなど必要な箇所の部分補修やハウスクリーニングにとどめるのが無難です。判断に迷う場合は、まず査定を受けて専門家に相談しましょう。
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まとめ:注文住宅は強みの整理と適正価格で高く売れる
注文住宅は建築費に対して売却価格が下がりやすく、個性的な間取りや割高な設備が評価されにくいことがあります。しかし、立地やメンテナンス、構造・保証といった客観的な強みを整理して伝え、相場を踏まえた適正価格で売り出すことで、高く売れる可能性は十分にあります。住宅ローン残債やハウスメーカー保証の引継ぎも、早めに確認しておくことでスムーズな売却につながります。
京都で注文住宅の売却をお考えなら、仲介・買取の両方に対応し、相続・空き家・訳あり物件にも強い株式会社トライアセットにご相談ください。秘密厳守・スピード対応で、こだわりの詰まったお住まいを適正価格で売却できるようサポートします。まずはお気軽に無料査定をご利用ください。











